SOLUTION 04

電子傾斜計

◆電子傾斜計(Electronic Inclinometer)
設備概要:
・2026年1月1日以降に建造される総トン数3,000トン以上のコンテナ船およびバルクキャリアに、「電子傾斜計」の搭載がIMOで義務付けられました。
・船舶の横揺れ傾斜角および横揺れ周期を計測し船橋で表示すること。
・航海情報記録装置(VDR)に記録する装置として性能基準が定めらえた。

搭載の背景:

搭載の目的:
・船長等の操船者に船舶の傾斜に関する情報を提供すること。
・運航に係る適切な意思決定を支援すること。
・海難事故が発生した場合に、船体の傾斜状況を把握し事故調査分析に役立てること。


性能基準:

MSC.363(92)準拠、ISO 19697:2025、IEC 61162-1 & 2、IEC 61162-450インターフェース適合

  • 当社は、デンマークDaniamant(ダニアマント)社の日本代理店です。
  • 認証:MED/DNV取得、BSH型式承認取得、JG申請予定。
  • 検知原理:最先端のMEMS(Micro Electro Mechanical Systems:微小電気機械システム)技術に基づくセンサーユニットには、高精度の6自由度MEMSセンサー(3軸加速度センサー+3軸ジャイロスコープ)がモーションセンシング要素として組み込まれています。
    センサーは定期的な較正(calibration)は不要です。
  • 表示ユニット設置場所:船橋内を推奨。電子傾斜計から外部システム(BAM/INS)に警報を転送し、外部システムからの警告を確認および消音するための双方向インターフェースを備えています。
  • センサーユニット設置条件:水平面に船の軸に合わせて取り付けてください(船の中心線上に取り付ける必要はありません)。
  • センサーユニットは、傾斜角・ピッチ角・旋回速度・加速度をリアルタイムで測定し、RS-422/485シリアルインターフェースを介して、VDRなどにデータを送信。傾斜角とピッチ角のデータは、加速度計とジャイロスコープの両方からの生データを使用し、高度なセンサーフュージョンとモーション処理アルゴリズムによって計算されます。
    これにより、さまざまな直線運動や回転運動がある場合でも船舶の姿勢を確実に推定できるため、船舶が遭遇する可能性のあるあらゆる状況で測定します。
    センサーユニットは、一定時間間隔での方向の変化である旋回速度測定データも提供します。
  • 3軸すべての加速度データも利用可能で、船舶の直線運動を評価するために使用できます。
    船の運動は、X軸とY軸とZ軸に沿った往復運動(3つ)のほか、各軸を中心とした回転運動(3つ)を加えて、全部で6つあります。
    これを船の6自由度(six degrees of freedom)と呼び、船の性能と深く関係します。

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